20歳前の虫垂炎歴が前立腺がんと関係

【海外短報】

 20歳前に虫垂炎を発症した男性はその後の前立腺がんリスクが高いことを示唆するデータが、スウェーデンなどのグループによりCancer Epidemiol Biomarkers Prev2018; 27: 660-664)の6月号に発表された。

 20歳前の虫垂炎発症には免疫学的機序が関係し、将来の炎症リスクに影響を及ぼすと推測されている。一方、炎症は前立腺がん発症への関わりが示唆されている。同グループは、18歳前後に徴兵検査を受けたスウェーデン人男性24万2,573例を長期間追跡し、20歳前の虫垂炎歴とその後の前立腺がん発症との関係を検討した。

 徴兵登録から徴兵時の医学的診断、がん登録から前立腺がんの診断に関する情報を得た。中央値で36.7年の追跡期間中に、1,684例が前立腺がんと診断されていた。

 解析の結果、20歳前の虫垂炎歴と前立腺がん発症との間に有意な関係が認められた(補正ハザード比1.70、95%CI 1.08~2.67)。発症リスクは、特に進行性(同4.42、1.74~11.22)と致死性(同8.95、2.98~26.91)の前立腺がんで顕著であった。

(編集部)

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