論文紹介

ALK陽性非小細胞肺がん患者におけるロルラチニブの有用性:国際共同第Ⅱ相試験の結果

2018-11-08
Lancet Oncology

Lorlatinib in patients with ALK-positive non-small-cell lung cancer: results from a global phase 2 study

Lancet Oncology 2018年11月6日オンライン版

 ALK融合遺伝子変異陽性またはROS1融合遺伝子変異陽性の進行性非小細胞肺がん(NSCLC)症例を対象に、第三世代ALK阻害薬であるロルラチニブの有効性および安全性を検証。客観的奏功率(ORR)と頭蓋内ORRは下記の通りであった。

・ALK陽性で未治療
ORR 90.0%(27/30例、95%CI 73.5〜97.9%)
頭蓋内ORR 66.7%(2/3例、 95%CI 9.4〜99.2%)

・ALK陽性でクリゾチニブによる前治療歴あり(化学療法の有無は問わない)
ORR 69.5%(41/59例、95%CI 56.1〜80.8%)
頭蓋内ORR 87.0%(20/23例、95%CI 66.4〜97.2%)

・ALK陽性でクリゾチニブ以外のALK阻害薬による前治療歴あり(化学療法の有無は問わない)
ORR 32.1%(9/28例、95%CI 15.9〜52.4%)
頭蓋内ORR 55.6%(5/9例、95%CI 21.2〜86.3%)

・ALK陽性で2〜3レジメンのALK阻害薬による前治療歴あり(化学療法の有無は問わない)
ORR 38.7%(43/111例、95%CI 29.6〜48.5%)
頭蓋内ORR 53.1%(26/49例、95%CI 38.3〜67.5%)

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