乳がん


論文紹介

HER2陽性乳がんに対する二重HER2阻害を伴う術前化学療法におけるアントラサイクリン投与の是非:多施設共同オープンラベルランダム化第Ⅲ相試験TRAIN-2

2018-11-08
Lancet Oncology

 StageⅡ/ⅢのHER2陽性乳がん患者418 例を、FEC-T(フルオロウラシル、エピルビシン、シクロホスファミド、トラスツズマブ)+ペルツズマブ療法群(アントラサイクリン群)とPTC(パクリタキセル、トラスツズマブ、カルボプラチン) + ペルツズマブ療法群(非アントラサイクリン群)にランダムに割り付けて検討。病理学的完全奏効(pCR)はアントラサイクリン群が67%(141/212例、95%CI 60〜73%)、非アントラサイクリン群では68%(140/206例、95%CI 61〜74%)と同一であった(P=0.95)。グレード3以上の発熱性好中球減少症は非アントラサイクリン群では1%(3/218例)であったのに対し、アントラサイクリン群では10%(23/220例)と有意(P<0.0001)に高頻度であった。

Lancet Oncology 2018年11月6日オンライン版