大腸がん


論文紹介

EPAとアスピリンの単独/併用投与による大腸腺腫の患者抑制効果は認められず:多施設ランダム化二重盲検プラセボ対照比較試験seAFOod Polyp Prevention trial

2018-11-21
Lancet

Eicosapentaenoic acid and aspirin, alone and in combination, for the prevention of colorectal adenomas (seAFOod Polyp Prevention trial): a multicentre, randomised, double-blind, placebo-controlled, 2 × 2 factorial trial

Lancet 2018年11月19日オンライン版

 これまでにEPAおよびアスピリンの大腸がん予防効果に関する報告が散見されている。今回、内視鏡検査により大腸がんリスクが高いとされた大腸腺腫患者をEPA投与群(179例)、アスピリン投与群(177例)、EPA+アスピリン投与群(177例)、プラセボ群(176例)ににランダムに割り付けて検討した結果、12カ月後の大腸腺腫患者の割合はプラセポ群の61%(100/163例)に対し、EPA投与群63%(97/153例)、アスピリン群61%(100/153例)、EPA+アスピリン群61%(98/161例)と、いずれも大腸腺腫患者が占める割合に差は認められなかった〔EPAのRR 0.98(95% CI 0.87〜1.12)、リスク差 -0.9%(-8.8〜6.9)、P=0.81、アスピリンのRR 0.99(0.87〜1.12)、リスク差 -0.6%(-8.5〜 7.2)、P=0.88〕。しかし、腺腫のタイプや部位別の検討では差が認められたことから、さらなる検討が求められる。