前立腺がん

論文紹介

前立腺がんにおけるMRI標的生検は有用だが系統的生検の必要性は否定されない:プロスペクティブ多施設共同研究MRI-FIRST

2018-11-21
Lancet Oncology

Use of prostate systematic and targeted biopsy on the basis of multiparametric MRI in biopsy-naive patients (MRI-FIRST): a prospective, multicentre, paired diagnostic study

Lancet Oncology 2018年11月20日オンライン版

 前立腺特異抗原が20ng/mL以下かつT2c以下の前立腺がん患者において、マルチパラメトリックMRI所見に基づく標的生検(MRI標的生検)が前立腺がんの検出率を改善し、系統的生検の施行を抑制できるかを検討。国際泌尿器病理学会のグレードグループ2以上の前立腺がんは94/251例(37%)で検出され、その内訳は系統的生検のみが13例(14%)、MRI標的生検のみが19例(20%)、いずれも実施したのは62例(66%)であった。
 検出率は、系統的生検のみが29.9%(95%CI 24.3〜36.0)、MRI標的生検のみは32.3%(26.5〜38.4)で有意差はなかったが(P=0.38)、両者を組み合わせることで検出率は向上した。MRI標的生検は前立腺がんの検出率の向上に有用だが、系統的生検の必要性を否定するものではない。