乳がん


論文紹介

BRCA変異を有する早期乳がん患者の対側乳房予防照射を検討:第Ⅱ相試験

2018-11-26
Ann Oncol

Prophylactic Irradiation to the Contralateral Breast for BRCA Mutation Carriers with Early Stage Breast Cancer

 対象はBRCA変異を有する早期乳がん患者162例。81例は乳房切除術と患側乳房への放射線照射を受け(対照群)、81例はさらに対側乳房への照射を受けた(介入群)。フォローアップ期間(中央値)は58カ月、主要評価項目は対側乳がんの発生であった。検討の結果、対照群のフォローアップ期間(中央値)は32カ月、その時点で対側乳がんは10例に発生した。これに対し、介入群では2例に発生したが、発生までの期間がそれぞれ80カ月、105カ月と長かった。BRCA変異を有する早期乳がん患者の対側への放射線予防照射は、対側乳がんの発生リスクを下げ、発生までの期間を延長することが示唆された。

Annals of oncology 2018年11月23日オンライン版