大腸がん


論文紹介

ファーストライン治療に抵抗性を示したRAS遺伝子およびBRAF遺伝子野生型大腸がん患者に対するセツキシマブとイリノテカンによる再治療

2018-11-29
JAMA Oncology

Rechallenge for Patients With RAS and BRAF Wild-Type Metastatic Colorectal Cancer With Acquired Resistance to First-line Cetuximab and Irinotecan
A Phase 2 Single-Arm Clinical Trial

 対象は、RAS遺伝子およびBRAF遺伝子野生型で、セツキシマブとイリノテカンベースのファーストライン治療により少なくとも部分奏効(PR)、6ヵ月の無増悪生存期間(PFS)が得られ、最後にセキツシマブを投与してから4週以内に増悪し、オキサリプラチンとベバシズマブによるセカンドライン治療を経験した大腸がん患者28例。ベースライン時に液体生検によりctDNAを調べ、セキツシマブ500mg/m2+イリノテカン180mg/m2の隔週投与で再治療を行った。その結果、6例でPRが得られ、9例で病態の安定が認められた。部分反応が得られた患者ではRAS遺伝子に変異は認められなかった。また、RAS遺伝子野生型 の患者では、変異型の患者よりPFSが有意に長かった(4.0ヵ月 vs. 1.9ヵ月)。