乳がん

論文紹介

アロマターゼ阻害薬ベースの術後補助療法を受けたHR陽性乳がん患者に対するレトロゾール延長治療を検討:ランダム化二重盲検プラセボ対照第Ⅲ相試験NRG Oncology/NSABP B-42

2018-12-06
Lancet Oncology

Use of letrozole after aromatase inhibitor-based therapy (NRG Oncology/NSABP B-42): a randomised, double-blind, placebo-controlled phase 3 trial

 タモキシフェンおよび/またはアロマターゼ阻害剤による術後補助療法を受け、5年間無病であった閉経後HR陽性乳がん患者(3,966例)をレトロゾール群(1,986例)もしくはプラセボ群(1,986例)にランダムに割り付けて5年間投与した。一次評価項目は無病生存率であった。
 追跡期間(中央値)は6.9年(IQR 6.1〜7.5)で、推定された7年無病生存率はプラセボ群の81.3%(95%CI 79.3〜83.1)に対してレトロゾール群では84.7%(82.9〜86.4)と有意差は見られなかった〔HR 0.85(0.73〜0・999)、P=0.048〕。※統計学的有意水準は0.0418に設定されていた
 主なグレード3の有害事象は関節痛(プラセボ群2%、レトロゾール群3%)、背部痛(2%、2%)で、主なグレード4の有害事象はプラセボ群で血栓塞栓性、レトロゾール群では尿路感染症、低カリウム血症、左心室収縮機能障害であった(いずれも1%未満)。


Lancet Oncology 2018年11月30日オンライン版