乳がん

論文紹介

PIK3CA遺伝子変異型またはPIK3CA遺伝子野生型のエストロゲン受容体陽性進行乳がん患者に対するアルペリシブとフルベストラントの併用:第Ⅰb相試験

2018-12-18
JAMA Oncology

Alpelisib Plus Fulvestrant in PIK3CA-Altered and PIK3CA-Wild-Type Estrogen Receptor-Positive Advanced Breast Cancer: A Phase 1b Clinical Trial.

 対象は、5カ国10施設の閉経後女性で、PIK3CA遺伝子変異型またはPIK3CA野生型のエストロゲン受容体陽性進行乳がん患者87例。フルベストラント500mg(固定)とアルペリシブを漸増投与(300mgが9例、350mgが8例、400mgが70例)した。アルペリシブ漸増期間中、用量制限毒性 は1例(400mg)に認められ、下痢(グレード2)、嘔吐、疲労、食欲減退(全てグレード3)であった。フルベストラントとの併用時におけるアルペリシブの最大耐用量は、400mg(1日1回投与)であった。アルペリシブによるグレード3/4の有害事象は、高血糖19例と斑状丘疹状皮疹11例で、有害事象により9例が服薬を中止した。最大耐用量投与時の無増悪生存期間(中央値)は、5.4カ月(95%CI, 4.6-9.0カ月)であった。アルペリシブ300~400mgの1日1回投与とフルベストラントの併用による無増悪生存期間は、PIK3CA野生型の患者グループ(4.7カ月; 95%CI, 1.9-5.6カ月)と比べてPIK3CA遺伝子変異型の患者グループ(9.1カ月; 95%CI, 6.6-14.6カ月)で良好であった。

JAMA Oncol. 2018 Dec 13