子宮がん

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婦人科腫瘍学会が子宮頸癌に対する低侵襲手術に関する見解を発表

2019-01-25
日本婦人科腫瘍学会

 2018年4月の診療報酬改定で、子宮頸癌に対する腹腔鏡下子宮悪性腫瘍手術が新たに保険適用となりましたが、先般、米国を中心に13か国・33施設が参加し実施されていた、開腹手術と低侵襲手術(腹腔鏡下及びロボット支援下手術)による広汎子宮全摘出術の予後を検証するための大規模ランダム化比較試験(LACC試験)の結果がNew England Journal of Medicine誌(N Engl J Med. 2018;379:1895-1904)に掲載されました。

LACC試験の主な結果は、術中・術後合併症の頻度や術後QOLにおいて、開腹手術群と低侵襲手術群との間に差が認められなかったものの、
• 低侵襲手術群の4.5年無病生存率・全生存率が、開腹手術群よりも劣っていた
• 低侵襲手術群において、領域(骨盤内)再発の割合が多かった
というものでした。
 なお、低侵襲手術群の予後が開腹手術群と比較して不良であった理由は明らかになっていませんが、LACC試験における手術手技や研究デザイン上の課題が指摘されていることから、本学会としては、LACC試験の結果をもって、全ての子宮頸癌に対する低侵襲手術群の有効性が完全に否定されたと結論づけることはできない、と考えています。
 ついては、子宮頸癌に対する腹腔鏡下広汎子宮全摘出術を実施する際に、手術の安全性を担保するという観点から、以下の点につき留意いただくようお願いいたします。