前立腺がん

論文紹介

全米がんデータベース(NCDB)における、 限局性前立腺がん19万7,000例に対する骨盤リンパ節照射の現状

2019-02-14
Urol Oncol
推薦記事 赤倉 功一郎 氏 JCHO東京新宿メディカルセンター 副院長・泌尿器科部長

National practice patterns for lymph node irradiation in 197,000 men receiving external beam radiotherapy for localized prostate cancer.

 NCDBから2005~15年に外部照射療法を受けた非転移性の限局性前立腺がん患者19万7,000例のデータを抽出し、骨盤リンパ節照射(PLN-RT)の実践パターンと予測因子について検討した。
 全期間中の骨盤リンパ節照射(PLN-RT)施行率は37%であった(2015年までに41%まで増加)。リスクにより層別化したところ、very high群で有意な増加が認められた(51%から60%へ増加、1年当たりのオッズ比:1.34、95%CI:1.06-1.07、P=0.013)。PLN-RT施行のオッズ上昇は、高リスク、ホルモン療法の追加、市中病院での治療、通院する治療施設の近さと関連していた。興味深いことに、low群とfavorable intermediate群の施行率は、それぞれ26%、34%であった。これらのPLN-RT施行の予測因子として、実践コミュニティでの治療、近接照射療法やホルモン療法の施行が挙げられた。

Urologic Oncology 2019年1月2日オンライン版

■推薦コメント

 限局性前立腺がんに対する放射線療法の適応は低リスク~高リスクと幅広いが、米国での同療法の現状が分かる報告。

赤倉功一郎