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高リスク限局性前立腺がん患者に対するドセタキセル追加投与の有効性を確認:第Ⅲ相NRG Oncology RTOG 0521試験【JCO】

2019-03-20
Journal of Clinical Oncology
推薦記事 赤倉 功一郎 氏 JCHO東京新宿メディカルセンター 副院長・泌尿器科部長

 対象は、高リスク限局性前立腺がん患者612例(解析対象563例)。PSA中央値は15.1ng/mLで、グリーソン・スコア 9~10が53%、cT3~cT4が27%を占めていた。対象を長期の抗アンドロゲン療法と外照射療法を受ける通常群と、さらにドセタキセルを追加投与する追加治療群にランダムに割り付けた。追跡期間(中央値)は5.7年であった。
 検討の結果、4年生存率は、通常群の89%に比べて追加治療群では93%と有意に高かった〔ハザード比(HR)0.69、90%CI 0.49〜0.97、片側検定P=0.034〕。死亡数は、通常群59例、追加治療群43例で、前立腺がんによる死亡数は追加治療群でより少なかった(23例 vs.16例)。6年間の転移率は、通常群の14%に比べて追加治療群では9.1%と有意に低かった(HR 0.60、95%CI 0.37〜0.99、両側検定P=0.044)。6年無病生存率は、通常群の55%に比べて追加治療群では65%と有意に高かった(HR 0.76、95%CI 0.58〜0.99、両側検定P=0.043)。