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論文紹介

造血薬によるがん関連貧血管理に対する推奨をアップデート:ASCO/ASH診療ガイドライン

2019-04-11
Journal of Clinical Oncology

Management of Cancer-Associated Anemia With Erythropoiesis-Stimulating Agents: ASCO/ASH Clinical Practice Guideline Update

 ASCOおよびASHは、PubMed、コクランライブラリーからバイオシミラーを含む造血薬(ESA)に関する15件のメタアナリシスと2件のランダム化比較試験のデータを抽出・検討。その結果をエキスパートパネルでレビューし、それをもとに既存の推奨をアップデートした。概要は以下のとおり。
 ESA(バイオシミラー含む)は、根治的ながん治療を受けておらず、ヘモグロビン値が10g/dL未満の化学療法関連貧血患者に適用できる。また、赤血球(RBC)輸血はそのオプションとなる。骨髄異型性症候群の患者を除き、化学療法に関連していないほとんどの患者にESAは投与すべきではない。ESAによる治療中、ヘモグロビンは輸血を回避できる最低濃度にまで増加する可能性がある。鉄補充療法は、鉄欠乏の有無に関わらず、ヘモグロビン増加反応を改善し、RBC輸血を減らす可能性がある。

Journal of Clinical Oncology 2019年4月10日オンライン版