大腸がん

論文紹介

ビタミンD3補充量で進行または転移性大腸がん患者の予後に違いは見られるか~ SUNSHINE試験~

2019-04-12
JAMA Oncology

Effect of High-Dose vs Standard-Dose Vitamin D3 Supplementation on Progression-Free Survival Among Patients With Advanced or Metastatic Colorectal Cancer: The SUNSHINE Randomized Clinical Trial.


 本検討は、米国の11施設から転移性大腸がん患者139例が参加した二重盲検ランダム化比較試験。通常の化学療法と高用量のビタミンD3の併用が転移性大腸がんの予後に影響を与えるかどうかが検証された。
 対象例には、mFOLFOX6+ベバシズマブ併用療法(2週間ごとに施行)に加えて、ビタミンD3を高用量または通常用量のいずれかが病勢進行、耐え難い毒性、同意が撤回されるまで投与された。主要評価項目は無増悪生存期間(PFS)、副次評価項目は奏効率、全生存期間、血漿25(OH)Dレベルの変化とした。
 その結果、PFS中央値は高用量群で13.0カ月(95%CI 10.1~14.7カ月、PFSイベント数は49)、通常用量群で11.0カ月(同9.5~14.0カ月、62 PFSイベント)であった(P=0.07)。PFSまたは死亡のmultivariableハザード比は0.64 (片側検定、95%CI 0 ~0.90、P=0.02)であった。また、高用量群と通常用量群の間に、奏効率、全生存期間に差はなかったが、血漿25Dレベルについては高用量群で有意に高値であった。