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論文紹介

骨転移の疼痛管理:単回照射の定位放射線 vs. 分割照射の第Ⅱ相ランダム化比較試験

2019-04-27
JAMA Oncology

"Single-Fraction Stereotactic vs Conventional Multifraction Radiotherapy for Pain Relief in Patients With Predominantly Nonspine Bone Metastases
A Randomized Phase 2 Trial"

JAMA Oncol 2019年4月25日オンライン版

 骨転移患者に対する最適な放射線治療の用量と分割照射のスケジュールに関するコンセンサスは得られていない。本検討では、非脊椎骨転移患者の疼痛管理に対する単回照射の定位放射線治療と従来の分割照射による放射線治療の有用性を比較するために行われた。対象は、痛みを伴う骨転移患者160例で、これら患者に単回照射の定位放射線治療(81例、腫瘍が4cm以上であれば12Gy、4cm未満であれば16Gy)または多分割放射線治療(79例、30Gyを10回照射)を行った。主要評価項目は、疼痛反応(痛みと鎮痛薬使用の組み合わせにより定義した国際基準)とした。
 その結果、単回照射群では分割照射群に比べて、2週間時点 〔34/55例 (62%) vs. 19/52例 (36%)、P =0 .01〕、3カ月時点 〔31/43例 (72%) vs. 17/35例 (49%)、P=0.03〕、9カ月時点 〔17/22例(77%) vs. 12/26例 (46%)、P =0 .03〕のいずれも疼痛反応(完全寛解および部分寛解)の割合が高かった。