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論文紹介

ニボルマブのAEはペムブロリズマブより高率な傾向:125件のメタ解析

2019-04-26
JAMA Oncology

"Treatment-Related Adverse Events of PD-1 and PD-L1 Inhibitors in Clinical Trials
A Systematic Review and Meta-analysis"

JAMA Oncol 2019年4月25日オンライン版

 抗PD-1/PD-L1抗体の使用が臨床で広がっているが、治療関連の有害事象(AE)についてはあまり知見がない。本検討では、抗PD-1/PD-L1抗体が用いられた125試験2万128例を対象としたメタ解析が行われた。
 その結果、何らかのAEが認められたのは106試験1万8,610例のうち1万2,277例(66.0%)、1つ以上のグレード3以上のAEが認められたのは110試験1万8,715例のうち2,627例(14.0%)であった。グレードに関わらず最も多かったAEは倦怠感(18.26%、95%CI 16.49~20.11%)、そう痒症(10.61%、95%CI 9.46~11.83%)、下痢(9.47%、95%CI 8.43~10.58%)であった。グレード3以上のAEは、 倦怠感(0.89%、95%CI 0.69~1.14%)、貧血 (0.78%、95%CI 0.59~1.02%)、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼの増加(0.75%、95%CI 0.56~0.99%)であった。
 ニボルマブは全グレードを通じて、およびグレード3以上に絞っても、ペムブロリズマブと比較してAEの発現が多かった(オッズ比 1.28、95%CI 0.97~1.79、同 1.30、95%CI 0.89~2.00)。さらに、抗PD-1抗体では抗PD-L1抗体に比較して、グレード3以上の有害事象の発現率が高い傾向を認めた(オッズ比1.58、95%CI 1.00~2.54)。