胆道がん

論文紹介

進行胆道がんへのゲムシタビン+シスプラチンにnab-パクリタキセル上乗せの効果は?

2019-04-26
JAMA Oncology

"Gemcitabine, Cisplatin, and nab-Paclitaxel for the Treatment of Advanced Biliary Tract Cancers
A Phase 2 Clinical Trial"

JAMA Oncol 2019年4月18日オンライン版


 進行胆道がんでは、ゲムシタビンとシスプラチンによる治療がスタンダードとなっているが、無増悪生存期間(これまでは中央値8.0カ月)や全生存期間(同11.7カ月)をより延ばすことができる薬剤の登場が望まれている。本試験では、ゲムシタビン とシスプラチンにnab-パクリタキセルを追加することで無増悪生存期間にどのような影響を与えるかが検討された。対象は米国の進行胆道がん患者60例で、ゲムシタビン1,000mg/m2、シスプラチン25mg/m2、nab-パクリタキセル125mg/m2 を3週間おきに1、8日目に投与で開始し、導入後に血液関連の有害事象が見られた患者のうち28例ではそれぞれ800mg/m2、25mg/m2、100mg/m2に変更した。追跡期間の中央値は12.2カ月で、無増悪生存期間の中央値は11.8カ月(95%CI 6.0~15.6カ月)、部分奏効率45%、病勢コントロール率84%、全生存率19.2カ月(95%CI 13.2カ月~評価不能)であった。グレード3以上の有害事象は58%に発生し、開始時の用量で治療を終えた患者は46%であった。