骨髄腫

論文紹介

再発/難治性多発性骨髄腫に対する抗BCMA CAR-T 療法bb2121

2019-05-03
NEJM

Anti-BCMA CAR T-Cell Therapy bb2121 in Relapsed or Refractory Multiple Myeloma

N Engl J Med 2019; 380: 1726-1737

 再発または難治性多発性骨髄腫に対するB細胞成熟抗原(BCMA)を標的としたCAR-T 療法bb2121の第Ⅰ相試験における最初の連続した33例の結果報告。データカットオフ日は,最後の輸注日から 6.2 ヵ月後であった。
 グレード 3 以上でとくに頻度の高かった有害事象は血液毒性で,好中球減少症(85%),白血球減少症(58%),貧血(45%),血小板減少症(45%)など。また25 例(76%)でサイトカイン放出症候群を認め,うちグレード1/2は23例(70%)、グレード3は2例(6%)であった。神経毒性は 14 例(42%)に認められ,うちグレード1/2は13 例(39%)、可逆的なグレード4のものを1 例(3%)に認めた。 
 客観的奏効率は85%。うち完全奏効(CR)を15例(45%)に認めたが、CR 15例中6例が再発した。無増悪生存期間中央値は11.8カ月(95%CI 6.2~17.8カ月)であった。