乳腺

論文紹介

HER2陽性進行乳がんにおけるtrastuzumab deruxtecanのORRは59.5%:第Ⅰ相試験【Lancet Oncology】

2019-05-07
Lancet Oncology

Trastuzumab deruxtecan (DS-8201a) in patients with advanced HER2-positive breast cancer previously treated with trastuzumab emtansine: a dose-expansion, phase 1 study

 HER2陽性進行乳がん患者を対象に、抗HER2抗体とトポイソメラーゼI阻害薬の抗体薬物複合体(ADC)であるDS-8201a(trastuzumab deruxtecan)の安全性、忍容性、有効性を検討。
 トラスツズマブ エムタンシン(T-DM1)既治療のHER2陽性乳がん患者115例にtrastuzumab deruxtecan 5.4mg/kgもしくは6.4mg/kgを3週ごとに投与した。その結果、111例中66例が客観的奏効と判定された〔59.5%(95%CI 49.7〜68.7%)〕。
 すべての患者に1つ以上の治療関連有害事象が認められ、主なグレード3以上の有害事象の発現率は貧血17%(19/115例)、好中球減少症14%(16例)、白血球減少症9%(10例)、血小板減少症8%(9例)であった。重篤な有害事象の発現率は19%(22例)で、20例が間質性肺疾患/肺臓炎/器質性肺炎と診断された。治療に関連しない死亡が1例認められた。

Lancet Oncology 2019年4月29日オンライン版