腎細胞がん

論文紹介

未治療の転移性腎細胞がんにおけるアテゾリズマブ+ベバシズマブ併用とスニチニブ単独の比較:多施設共同非盲検ランダム化比較第Ⅲ相試験IMmotion151【Lancet】

2019-05-14
Lancet

Atezolizumab plus bevacizumab versus sunitinib in patients with previously untreated metastatic renal cell carcinoma (IMmotion151): a multicentre, open-label, phase 3, randomised controlled trial.

 未治療の転移性腎細胞がん患者915例を抗PD-L1抗体アテゾリズマブと血管内皮細胞増殖因子(VEGF)阻害薬ベバシズマブを投与する454例とマルチキナーゼ阻害薬スニチニブを投与する461例にランダムに割り付けて有効性と安全性を検討。PD-L1陽性例は40%(362/915例)であった。
 追跡期間中央値は、一次無増悪生存期間(PFS)分析時で15カ月、全生存期間(OS)中間分析時で24カ月であった。PD-L1陽性例におけるPFS中央値はスニチニブ群の7.7カ月に対してアテゾリズマブ+ベバシズマブ群では11.2カ月と有意に長かったが〔ハザード比(HR) 0.74(95%CI 0.57〜0.96)P=0.0217〕、全症例におけるOS中央値に有意差はなかった〔HR 0.93(95%CI 0.76〜1.14)〕。
 グレード3または4の治療関連有害事象はアテゾリズマブ+ベバシズマブ群の182例(40%)、スニチニブ群の240例(54%)に認められ、有害事象によりそれぞれ24例(5%)、37例(8%)の治療が中止された。



Lancet 2019年5月9日オンライン版