尿路上皮がん

論文紹介

尿路上皮がんへの抗PD-1/L1抗体:奏効例で高いAE発生率【JCO】

2019-05-23
Journal of Clinical Oncology

 抗PD-1抗体あるいは抗PD-L1抗体(抗PD-1/L1抗体)による治療を受けた尿路上皮がん患者の腫瘍反応性やOSと、治療関連の特に注目すべき有害事象(AESI)および免疫介在性有害事象(imAE)発生との関連について検討。
 対象は、7つの臨床試験に参加し、抗PD-1/L1抗体による治療を受けた、転移性あるいは局所進行型尿路上皮がん患者1,747例。5つの試験の登録患者は白金製剤をベースとした治療経験を有し、2つの試験の登録患者はシスプラチン不適格例であった。
 検討の結果、AESIは抗PD-1/L1抗体に対するレスポンダーの64%、非レスポンダーの34%が報告した。一方、imAEはレスポンダーの28%、非レスポンダーの12%に発生した。レスポンダーのみの解析によると、OSはAESIを経験していない患者に比べて経験している患者で良好であった(ハザード比0.45、95%CI 0.39~0.52)。