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論文紹介

BRAF異常またはNF1の小児低悪性度グリオーマに対するselumetinibの活性を確認:多施設共同第Ⅱ相試験【Lancet oncology】

2019-05-30
Lancet Oncology

Selumetinib in paediatric patients with BRAF-aberrant or neurofibromatosis type 1-associated recurrent, refractory, or progressive low-grade glioma: a multicentre, phase 2 trial

 低悪性度神経膠腫(グリオーマ)は小児期の最も一般的な中枢神経系(CNS)腫瘍であり、生存率は良好だが再発も少なくない。
 本研究では再発性、難治性、または進行性の小児低悪性度グリオーマ患者におけるselumetinibの有効性と安全性を検討。BRAF異常を有する毛様細胞性星細胞腫患者(WHOグレードⅠ)では25例中9例(36%)で部分奏効(PR)が得られ、神経線維腫症1型(NF1)関連低悪性度グリオーマ患者(WHOグレードⅠ、Ⅱ)では25例中10例(40%)でPRが得られた。主なグレード3以上の有害事象はクレアチンキナーゼ上昇5例(10%)、斑状丘疹状皮疹5例(10%)であリ、治療関連死は認められなかった。

Lancet oncology 2019年5月21日オンライン版

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