前立腺がん

論文紹介

医師注目

MRI標的生検の前立腺がん検出能は系統的生検に勝る【European Urology】

2019-06-03
European Urology
推薦記事 赤倉 功一郎 氏 JCHO東京新宿メディカルセンター 副院長・泌尿器科部長

Magnetic Resonance Imaging-targeted Biopsy Versus Systematic Biopsy in the Detection of Prostate Cancer: A Systematic Review and Meta-analysis

 8つのランダム化比較試験を含む68文献(前立腺がん患者1万4,709例)のシステマティックレビューの結果、MRI標的生検は系統的生検よりも臨床的意義のある前立腺がんの検出率が高く〔検出比1.16(95%CI 1.09〜1.24)、P<0.0001〕、臨床的意義のないがんの検出率は低かった〔検出比0.66(95%CI 0.57〜0.76)、P<0.0001〕。陽性コアの腫瘍占拠率は系統的生検よりもMRI標的生検の方が高かった〔相対リスク3.17(95%CI 2.82〜3.56)〕。

European Urology 2019年5月23日オンライン版

■推薦コメント

 前立腺癌診断におけるマルチパラメトリックMRIの有用性については合意が得られてきました。今後は、これまで標準的に行われてきた系統的生検が、MRI標的生検に置き換わっていくかもしれません。

(赤倉功一郎氏)