膵臓がん

論文紹介

膵がんへの化学療法+ヒドロキシクロロキン、OS改善せず【JAMA Oncol】

2019-06-12
JAMA Oncology

"Body Composition and Cardiovascular Events in Patients With Colorectal Cancer
A Population-Based Retrospective Cohort Study"

 オートファジーは、化学療法の治療抵抗性において重要な役割を果たしていると考えられる。ヒドロキシクロロキン(HCQ)は、オートファジーの阻害薬であり、本フェーズⅡランダム化比較試験では、膵臓腺がん患者に対するゲムシタビン+ナブパクリタキセル(GA、標準用量)にHCQ(600mgを経口で1日2回)を追加することの有用性が検証された。対象は、未治療の転移性または進行性膵腺がん患者で、ECOG のパフォーマンスステータス0~1、十分な骨髄と臓器の機能が維持されている112例。主要評価項目は、治療開始1年時点の全生存率とした。検討の結果、治療開始12カ月の全生存率はHCQ群41%、GA単独群49%とGAにHCQを追加しても有意な改善は認められなかった。同様に、無増悪生存期間、全生存期間の中央値もHCQ群で短い傾向にあったが、全奏効率はHCQ群で有意に高かった。