大腸がん

論文紹介

大腸がん患者の内臓脂肪と骨格筋放射線密度がMACEと相関【JAMA Oncol】

2019-06-12
JAMA Oncology

"Body Composition and Cardiovascular Events in Patients With Colorectal Cancer
A Population-Based Retrospective Cohort Study"


 結腸直腸がん患者ではがんの既往がない患者に比べ心血管疾患が4倍になると言われている。そこで本集団ベースのコホート研究では、結腸直腸がん患者における体組成のどの測定値が主要な有害心血管イベント(MACE)に関連しているかを後ろ向きに調査した。主要評価項目は、結腸直腸がんと診断後、初発のMACE(心筋梗塞、脳卒中、心血管死を含む)発生とした。対象は結腸直腸がん患者2,839例(男性1,384例、女性1,455例)で、平均年齢は61.9歳。結腸直腸がんと診断後、10年時点におけるMACEの累積発生率は19.1%であった。検討の結果、BMI高値とMACEリスクに有意な関連は認められなかったが、内臓脂肪組織領域が広いとリスクは有意に高く、また、骨格筋放射線密度が高いとリスクは有意に低かった。