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論文紹介

免疫チェックポイント阻害薬の再投与の安全性は?【JAMA Oncol】

2019-06-25
JAMA Oncology

Evaluation of Readministration of Immune Checkpoint Inhibitors After Immune-Related Adverse Events in Patients With Cancer

JAMA Oncol 2019年6月2日オンライン版

 免疫チェックポイント阻害薬はがん患者への有用な治療薬であるが、その服用により免疫関連の有害事象(irAE)を認めた患者への再投与の安全性はあまり検討されていない。
 本検討では、フランスのthe Gustave Roussy cancer centerにおいて免疫チェックポイント阻害薬による治療を行った連続患者93例を対象に、1度目のグレード2以上のirAE発現後、免疫チェックポイント阻害薬で再治療し、2度目のirAEがどの程度発現するかを調査した。患者背景は、年齢の中央値が62.5歳、女性が52%、がん種はメラノーマ33%、肺16%、結腸直腸とリンパ腫がともに9%であった。1度目のirAEはグレード2が46%、グレード3が36%、グレード4が15%で、その種類は肝炎18%、皮膚毒性15%、大腸炎12%、関節炎7.5%であった。全体の43%(40例)が同じ免疫チェックポイント阻害薬で再治療を行い、その内、55%(22例)で1度目と同じまたは別のirAEが発現した。服用開始から1度目のirAE発現までの期間が短いことと、2度目のirAE発現との間に有意な関連が認められた。また、2度目のirAEでは1度目より重度のものは認められなかった。