婦人科

卵巣がん

論文紹介

卵巣がん再発患者に対するniraparib+ペムブロリズマブの有効性は?【JAMA Oncol】

2019-06-26
JAMA Oncology

Single-Arm Phases 1 and 2 Trial of Niraparib in Combination With Pembrolizumab in Patients With Recurrent Platinum-Resistant Ovarian Carcinoma

 卵巣がん再発患者では、プラチナ製剤ベースの化学療法に対し、治療抵抗性を示すことが多い。本オープンラベル第Ⅰ/Ⅱ相シングルアーム試験(TOPACIO/KEYNOTE-162)では、卵巣がん再発患者に対するポリ(ADP-リボース)ポリメラーゼ(PARP)阻害薬niraparibとペムブロリズマブの併用の有用性が検証された。対象は、進行性または転移性のトリプルネガティブ乳がん(TNBC)、あるいは卵巣がんの再発患者。なお、BRCAの変異状態は考慮されなかった。第Ⅰ相では14例(卵巣がん再発患者9例、TNBC患者5例)、第Ⅱ相では卵巣がん再発患者53例が対象となったが、卵巣がん患者については両相で類似性が認められたため、データをプールし有効性の統合解析(解析対象60例)を行った。第Ⅰ相の主目的は、用量制限毒性、第Ⅱ相試験の推奨用量および投与スケジュールを調査すること、第Ⅱ相の主目的は奏功率(完全奏効および部分奏効)であった。第Ⅱ相では、niraparib 200mg(1日1回、経口)とペムブロリズマブ 200mg(day 1、静注)を21日サイクルで投与した。
 解析の結果、第Ⅰ/Ⅱ相の卵巣がん患者における有効性の統合解析では、奏功率18%(完全奏効率5%、部分奏功率13%、90%CI 11%~29%)、病勢コントロール率65%(90%CI 54%~75%)、安定47%、病勢進行33%であった。奏功率は、プラチナ製剤ベースの化学療法に対する感受性や、過去のベバシズマブによる治療歴、BRCAの変異状態、相同組換え修復異常のバイオマーカーの状態にかかわらず、一貫して認められた。