病理

プレスリリース

抗けいれん薬「パパベリン」に抗炎症・抗がん作用があることを発見

2019-07-17
東京理科大学

【ポイント】
・in silico創薬手法により、1848年に発見された伝統的な血管拡張、抗けいれん薬「パパベリン」に、抗炎症作用、抗がん作用、などがあることを発見しました。
・パパベリンは、傷ついた細胞や免疫細胞から放出されたシグナル分子(HMGB1)が炎症反応を司る細胞膜受容体タンパク質(RAGE)に結合するのを阻害することで、炎症反応を抑制し、敗血症、がん(膠芽腫)、アルツハイマー病、糖尿病、など、体の炎症が引き金となる様々な病気の治療に役立つ可能性があることがわかりました。
・この手法を応用して「ドラッグリポジショニング(既存薬再開発)」を行えば、全く新規に新薬を開発するよりも、時間面、コスト面、安全性面で非常に効率よく、既存薬を新たな治療に適応拡大することが可能になったり、また新薬開発のリードともなります。