乳腺

論文紹介

在宅での運動や減量は過体重乳がんサバイバーのリンパ浮腫改善に寄与しない【JAMA Oncol】

2019-08-21
JAMA Oncology

Effect of Home-Based Exercise and Weight Loss Programs on Breast Cancer–Related Lymphedema Outcomes Among Overweight Breast Cancer Survivors
The WISER Survivor Randomized Clinical Trial

 本ランダム化比較試験では、減量や自宅での運動が過体重の乳がんサバイバーのリンパ浮腫に与える影響が検討された。
対象は、乳がん治療関連リンパ浮腫(BCRL)を有する過体重の乳がんサバイバー351例。医療施設でのリンパ浮腫のケア以外は何もしないコントロール(A)群(90例)、52週にわたり週2回筋力トレーニング+週180分のウォーキングを自宅で行う(B)群(87例)、20週間の食事プログラムとカウンセリングを受けて生活習慣改善に取り組む(C)群(87例)、BとCの両方を行う(D)群(87例)に分けて、12カ月後の体肢体積の差を調べた。
 検討の結果、客観的臨床評価からの合計上肢スコア変化の平均(SD)はA群−1.40 (11.10)、B群 −2.54 (13.20) 、C群 −3.54 (12.88)、D群−3.84 (10.09)であった。また、自己申告による全体の上肢スコア変化の平均(SD)は、A群−0.39 (2.33)、B群−0.12 (2.14) 、C群−0.57 (2.47) 、D群−0.62 (2.38)であった。ベースライン時からの体重変化は、A群 −0.55% (95%CI −2.22%~1.11%)、B群 −0.44% (95%CI −1.81%~0.93%) 、C群 −7.37% (95% CI −8.90%~−5.84%)、D群−8.06% (95%CI −9.82%~6.29%)であった。