卵巣がん

論文紹介

PARP阻害薬+ベバシズマブ併用によりプラチナ感受性再発卵巣がんのPFSを有意に延長【Lancet Oncol】

2019-08-30
Lancet Oncology

Niraparib plus bevacizumab versus niraparib alone for platinum-sensitive recurrent ovarian cancer (NSGO-AVANOVA2/ENGOT-ov24): a randomised, phase 2, superiority trialcarcinoma: extended follow-up of efficacy and safety results from a randomised, controlled, phase 3 trial

Lancet Oncol 2019年8月29日オンライン版



 プラチナ感受性の再発卵巣がんの標準療法はプラチナ製剤をベースとした化学療法だが毒性の懸念がある。一方、ベバシズマブとPARP阻害剤は標準療法と比較して予後を改善し、化学療法を回避できる可能性がある。
 非盲検第Ⅱ相ランダム化比較試験NSGO-AVANOVA2/ENGOT-OV24はPARP阻害薬とベバシズマブの併用に関する初めてのランダム化比較試験であり、プラチナ感受性の再発卵巣がん患者をPARP阻害薬niraparib+ベバシズマブ併用群48例とniraparib単独群49例に分けて有効性と安全性を検討した。
 追跡期間中央値は16.9カ月(IQR 15.4〜20.9カ月)で、PFS中央値は単独群の5.5カ月(95%CI 3.8〜6.3カ月)に対して併用群は11.9カ月(95%CI 8.5〜16.7)と有意に延長していた〔ハザード比0.35(95%CI 0.21〜0.57、P<0.0001〕。主なグレード3以上の有害事象は併用群の65%(高血圧21%、貧血15%、血小板減少症10%など)、単独群の45%(貧血18%、血小板減少症12%など)に認められた。