非小細胞肺がん

プレスリリース

学会レポート

KRAS阻害薬AMG510:第Ⅰ相試験でKRAS G12C変異陽性NSCLCに対する良好な忍容性を確認

2019-09-09
IASLC

Phase 1 Study Shows Novel KRAS Inhibitor Well Tolerated by Patients With Adenocarcinoma and NonSmall Cell Lung Cancer

 KRAS G12C遺伝子変異は、肺腺がん患者の約14%および非小細胞肺がん(NSCLC)患者の11%に認められるが、KRAS G12C変異を標的とした治療法はない。

 今回は、既報(ASCO 2019)後に登録されたKRAS G12C変異陽性のNSCLC 34例のデータ解析が報告された。KRAS阻害薬AMG510は1日1回21日間経口投与(180mg、360mg、720mg、960mg)された。主要評価項目は安全性、副次評価項目は奏効率、病勢コントロール率(DCR)、無増悪生存期間(PFS)などであった。
 23例で有効性が検討され、960mg 投与された13例のうち7例(54%)が1回以上の評価ポイントで部分奏効を、また6例(46%)が安定を認め、病勢コントロール率(DCR) 100%を達成した。用量制限毒性および中止の理由となる有害事象は認められず、27例が治療を継続した。治療関連有害事象(TRAE)は、グレード1、2が9例(26.5%)に、グレード3(貧血、下痢)が3例に認められた。グレード4以上のTRAEは見られなかった。