前立腺がん

論文紹介

mCRPCへのカバジタキセル+カルボプラチン併用で予後改善か【Lancet Oncology】

2019-09-10
Lancet Oncology

Cabazitaxel plus carboplatin for the treatment of men with metastatic castration-resistant prostate cancers: a randomised, open-label, phase 1–2 trial

Lancet Oncology 2019年9月9日オンライン版



 転移性去勢抵抗性前立腺がん(mCRPC)に対するタキサン系薬剤へのプラチナ製剤の追加は単一群試験において有望な結果が得られていることから、非盲検ランダム化比較試験によりmCRPCに対するタキサン系薬剤+プラチナ製剤の併用効果の有効性と安全性を検討。第Ⅰ相試験において用量制限毒性は認められなかったことから、第Ⅱ相試験は最大耐性量(カバジタキセル25mg/m2、カルボプラチンAUC 4mg/mL/分)が設定され、カバジタキセル単独群79例とカバジタキセル+カルボプラチン併用群81例に1:1にランダムに割り付けられた。
 追跡期間中央値は31.0カ月(IQR 20.5〜37.1カ月)で、PFS中央値は単独群の4.5カ月(95%CI 3.5〜5.7カ月)に対して併用群は7.3カ月 (95% CI 5.5〜8.2カ月)と有意に延長した〔HR 0.69(95%CI 0.50〜0.95カ月)、P=0.018〕。 主なグレード3〜5の有害事象は倦怠感(単独群9%、併用群20%)、貧血(4%、23%)、好中球減少症(4%、16%)、血小板減少症(1%、14%)で、治療関連死は認められなかった。
 mCRPCに対するカバジタキセル+カルボプラチンの併用は有害事象の懸念が強いが、本検討の結果、カバジタキセル単独と比べてPFSを延長し、安全性は高く、忍容性は良好であった。