小細胞肺がん

プレスリリース

学会レポート

デュルバルマブ、進展型小細胞肺がんのOSを有意に延長:第Ⅲ相CASPIAN

2019-09-10
アストラゼネカ

Imfinzi is first immunotherapy to show both significant survival benefit and improved, durable responses in extensive-stage small cell lung cancer

 アストラゼネカ社は9月9日、未治療の進展型小細胞肺がん(SCLC)を対象に抗PD-L1抗体デュルバルマブ(商品名イミフィンジ)と標準治療のエトポシドおよびプラチナ製剤ベースの化学療法を併用する有効性および安全性を化学療法単独群との比較により検証した第Ⅲ相ランダム化比較試験CASPIANの結果から、全生存期間(OS)の有意な延長が認められ、寛解期間の改善に寄与することが示されたと発表した。この結果は第20回世界学会議(WCLC 2019 )で報告された。
 同試験は進展型SCLCを対象に、一次治療としてデュルバルマブ+標準化学療法(エトポシド+シスプラチンまたはカルボプラチン)と標準化学療法単独、およびデュルバルマブ+抗CTLA-4抗体tremelimumab+化学療法と化学療法単独を比較するランダム化非盲検国際多施設共同第Ⅲ相試験。今回は、前者の解析データについてリリースされた。なお現在、同試験はデュルバルマブ+tremelimumab+化学療法に関するOSの最終解析に向けて継続中であるという。
 解析の結果、OS(中央値)は標準化学療法群の10.3カ月に対しデュルバルマブ併用群では13.0カ月と延長。死亡リスクは標準化学療法群に比べてデュルバルマブ併用群で27%有意に低下した(HR 0.73、P=0.0047)。治療開始18カ月時点でのOS率は、標準化学療法群の24.7%に比べてデュルバルマブ併用群では33.9%と高かった。治療12カ月時点での無増悪生存率(17.5% vs.4.7%)、寛解率(67.9% vs.57.6%)、治療12カ月時点での奏効期間の割合(22.7% vs.6.3%)は、いずれもデュルバルマブ併用群が上回っていた。