頭頸部

論文紹介

頭頸部扁平上皮がんの二次治療でのアファチニブ、アジア人患者でPFS延長:第Ⅲ相LUX-Head & Neck3【Ann Oncol】

2019-09-11
Ann Oncol

Afatinib versus methotrexate as second-line treatment in Asian patients with recurrent or metastatic squamous cell carcinoma of the head and neck progressing on or after platinum-based therapy (LUX-Head & Neck 3): an open-label, randomised phase III trial

Annals of oncology 2019年9月10日オンライン版



 プラチナ製剤ベースの一次治療後に再発または進行した頭頸部扁平上皮がん(HNSCC)に対する治療選択肢は、特にアジア諸国において限られている。本試験では、二次治療におけるEFFR阻害薬アファチニブとメトトレキサート(MTX)の有用性が比較された。
 同試験の対象は、プラチナ製剤ベースの一次治療後に再発あるいは転移し、救済手術および放射線療法の適応とならないPS 0-1でアジア人のHNSCC患者340例。2:1の割合でアファチニブ群(228例、経口、40mg/日)とMTX群(112例、静注、40mg/m2/週)にランダムに割り付けた。主要評価項目は無増悪生存期間(PFS)。追跡期間(中央値)は6.4カ月であった。。
 検討の結果、増悪・死亡リスクはMTX群に比べてアファチニブ群で37%有意に低下した(HR 0.63、95%CI 0.48~0.82、P=0.0005)。PFS中央値は、MTX群の2.6カ月に対しアファチニブ群では2.9カ月と長かった(12週後および24週後のPFS率は41% vs.58%、9% vs.21%)。全生存期間については、両群で有意差は認められなかった。多く認められたグレード3以上の薬剤関連有害事象は皮疹・ざ瘡(アファチニブ群 4% vs. MTX群 0%)、下痢(4% vs.0%)、疲労(1% vs.5%)、貧血(1%未満 vs.5%)、白血球減少症(0% vs.5%)であった。