非小細胞肺がん

論文紹介

糖尿病治療薬メトホルミンとEGFR-TKIの併用により進行肺腺がんのPFS延長:第Ⅱ相試験【JAMA Oncol】

2019-09-13
JAMA Oncology

Effect of Metformin Plus Tyrosine Kinase Inhibitors Compared With Tyrosine Kinase Inhibitors Alone in Patients With Epidermal Growth Factor Receptor–Mutated Lung Adenocarcinoma: Phase 2 Randomized Clinical Trial

JAMA Oncology 2019年9月5日オンライン版



 これまで、前臨床試験や後ろ向き検討により、糖尿病治療薬メトホルミンが肺がんを始めとするさまざまながん種の予後改善に有効であることが示されており、特に、EGFR-TKIとの相乗効果に関するエビデンスが蓄積されている。
 本検討ではEGFR遺伝子変異陽性の肺腺がん患者(ステージⅢB〜Ⅳ)139例を、EGFR-TKI(エルロチニブ、アファチニブ、ゲフィチニブ)のみを投与するEGFR-TKI単独群(70例)と、EGFR-TKIにメトホルミンを併用するメトホルミン併用群(69例)にランダムに割り付けて有効性と安全性を前向きに評価した。
解析の結果、PFS(中央値)はGFR-TKI単独群の9.9カ月(95%CI 7.5〜12.2カ月)に対し、メトホルミン併用群では13.1カ月(95%CI 9.8〜16.3カ月)と有意に延長した〔HR 0.60(95%CI 0.40〜0.94)、P=0.03〕。OS中央値はそれぞれ17.5カ月(95%CI 11.4〜23.7カ月)、31.7カ月(95%CI 20.5〜42.8カ月)と、やはりメトホルミン併用群で有意に長かった(P=0.02)。