大腸がん

論文紹介

右側結腸がんに対する全結腸間膜切除により再発リスクを有意に抑制:集団ベースのコホート研究【Lancet Oncol】

2019-09-18
Lancet Oncology

5-year outcome after complete mesocolic excision for right-sided colon cancer: a population-based cohort study

Lancet Oncology 2019年9月13日オンライン版



 全結腸間膜切除(CME)による広範囲なリンパ節郭清と長期予後の改善との関連が指摘されている。本検討ではステージI〜IIIの右側結腸がん切除において、CMEを行った256例と通常の切除を行った813例の予後を比較。5.2年間の再発の累積発生率は対照群の17.9%(95%CI 15.3〜20.5%)に対してCME群では9.7%(95%CI 6.3〜13.1%)と、絶対リスクは有意に低下した〔8.2%(95%CI 4.0〜12.4%)、P=0.00015〕。対照群では18%で再発し、追跡期間中に35%が死亡したが、CME群の再発は10%、死亡は29%であった。CMEは右側結腸がんの切除後の再発リスクを軽減し、長期転帰を改善する可能性がある。