前立腺がん

放射線

論文紹介

前立腺がんの超寡分割照射の安全性は通常分割照射・中等度寡分割照射と同等【Lancet Oncol】

2019-09-20
Lancet Oncology

Intensity-modulated fractionated radiotherapy versus stereotactic body radiotherapy for prostate cancer (PACE-B): acute toxicity findings from an international, randomised, open-label, phase 3, non-inferiority trial

Lancet Oncology 2019年9月17日オンライン版



 1回線量を増やして照射回数・総線量を減らす寡分割照射において、中等度の寡分割照射は通常の分割照射に劣らないことが示されているが、超寡分割照射は通常の分割照射および中等度の寡分割照射と比べて急性毒性が増加する可能性がある。
 PACEは第Ⅲ相ランダム化非劣性比較試験であり、PACE-Bでは低〜中等度リスクの前立腺がん患者を通常の分割照射(78Gy、39分割、 7.8週)または中等度の寡分割照射(62Gy、20分割、4週)を行う432例(通常照射群)と体幹部定位放射線治療(SBRT:36.25Gy、5分割、1〜2週間)を行う415例(SBRT群)に割り付けて検討。RTOGグレード2以上の急性消化管毒性の割合は通常照射群の12%に対してSBRT群は10%〔-1.9%ポイント(95%CI -6.2〜2.4)、P=0.38〕、RTOGグレード2以上の急性泌尿器系毒性はそれぞれ27%、23%であった〔-4.2%ポイント(95%CI -10.0〜1.7)、P=0.16〕。治療関連死は認められなかった。