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論文紹介

ペグ化IL-10と抗PD-1抗体の併用は進行性固形腫瘍の新たな治療選択肢になる可能性:オープンラベル第Ⅰb相試験【Lancet Oncol】

2019-09-26
Lancet Oncology

Pegilodecakin combined with pembrolizumab or nivolumab for patients with advanced solid tumours (IVY): a multicentre, multicohort, open-label, phase 1b trial

Lancet Oncology 2019年9月25日オンライン版

 IL-10は抗炎症活性とCD8陽性T細胞刺激活性を有するサイトカインであり、pegilodecakinはペグ化されたIL-10である。オープンラベル第Ⅰb相試験であるIVYでは、治療抵抗性もしくは進行性の固形腫瘍におけるpegilodecakinと抗PD-1抗体製剤の併用効果を検討。111例(腎細胞がん38例、メラノーマ37例、非小細胞肺がん34例、トリプルネガティブ乳がん1例、膀胱がん1例)をpegilodecakinとニボルマブを併用する58例とペムブロリズマブを併用する53例にランダムに割り付けて安全性と忍容性を評価した。
 111例中103例(93%)に1つ以上の治療関連有害事象が発生し、グレード3〜4の有害事象は73例(66%)に発生した(ニボルマブ群66%、ペムブロリズマブ群66%)。主な有害事象は貧血(それぞれ28%、23%)、血小板減少症(21%、26%)、倦怠感(10%、21%)、抗TG血症(14%、6%)であった。致死的な有害事象は認められてなかった。奏効率は、非小細胞肺がんでは43%、腎細胞がんでは40%、メラノーマでは10%であった。