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プレスリリース

プラズマによる革新的ながん治療へ

2019-10-02
名古屋大学

 名古屋大学低温プラズマ科学研究センターの 堀 勝 教授、田中 宏昌 准教授らの 研究グループは、同学医学部附属病院の 水野 正明 教授、同医学部の 吉川 史隆 教授、豊國 伸哉 教授との共同研究で、プラズマ活性培養液(Plasma-activated medium, PAM)とプラズマ活性乳酸リンゲル液(Plasma-activated Ringer’s lactate solution, PAL) は全く異なる細胞内分子機構によりがんを殺傷することを新たに発見しました。
 本研究では、プラズマ活性培養液が酸化ストレス に依存したシグナル伝達経路でがん細胞を殺傷するのに対し、プラズマ活性乳酸リンゲル液は酸化ストレスに依 存しないシグナル伝達経路でがん細胞を殺傷することが明らかになりました。今後、 様々な薬剤耐性を持つがんに対して、各種プラズマ活性溶液を使い分けることによ り、個別化医療に基づくがん治療戦略を練ることが可能になると期待されます。
 この研究成果は、令和元年 9 月 20 日付(日本時間 18 時)英国科学雑誌 Scientific Reports オンライン版に掲載されました。