乳腺

論文紹介

21遺伝子再発スコアが高い乳がん患者の5年生存率は95.9% ~TAILORx試験の二次解析~【JAMA Oncol】

2019-10-03
JAMA Oncology

Clinical Outcomes in Early Breast Cancer With a High 21-Gene Recurrence Score of 26 to 100 Assigned to Adjuvant Chemotherapy Plus Endocrine Therapy: A Secondary Analysis of the TAILORx Randomized Clinical Trial.

JAMA Oncology 2019年9月30日オンライン版

 21遺伝子再発スコア(RS)が高い早期乳がん患者は、局所治療や内分泌療法後に遠隔再発を来しやすい。TAILORx試験の2次解析では、ホルモン受容体陽性ERBB2陰性腋窩リンパ節陰性乳がんで、再発スコアが高く(26~100)、内分泌療法と補助化学療法が必要と判断された女性1,389例において、乳がんの遠隔の無再発および再発、二次発がん、死亡が検証された。なお、化学療法のレジメンは経験を積んだ医師が行った。
 化学療法のレジメンは多い順に、ドセタキセル/シクロホスファミド589例(42%)、アントラサイクリン系薬(タキサンなし)334例(24%)、アントラサイクリン系薬/タキサン244例(18%)、シクロホスファミド/メトトレキサート/ 5-フルオロウラシル52例(4%)、その他のレジメン81例(6%)、化学療法なし89例(6%)であった。5年時点における乳がんの無遠隔再発率の推定値は93.0%、遠隔および/または局所乳がんの無再発率は91.0%、無浸潤疾患生存率は87.6%、全生存率は95.9%であった。