小細胞肺がん

論文紹介

デュルバルマブ併用により進展型小細胞肺がんのOSを有意に延長:第Ⅲ相試験CASPIAN【Lancet】

2019-10-07
Lancet

Durvalumab plus platinum–etoposide versus platinum–etoposide in first-line treatment of extensive-stage small-cell lung cancer (CASPIAN): a randomised, controlled, open-label, phase 3 trial

Lancet 2019年10月4日オンライン版

 小細胞肺がん(SCLC)の多くは診断時にすでに広範囲に腫瘍が広がっている進展型SCLCであり、その予後は不良である。CASPIAN試験では未治療の進展型SCLC患者をデュルバルマブ+標準化学療法(エトポシド+プラチナ製剤)併用群、デュルバルマブ+抗CTLA-4抗体tremelimumab+標準化学療法併用群、標準化学療法群の3群にランダムに分けて有効性と安全性を検討。
 中間解析ではデュルバルマブと標準化学療法を併用したデュルバルマブ併用群268群と標準化学療法群269例を比較。OS中央値は標準化学療法群の10.3カ月(895%CI 9.3〜11.2カ月)に対してデュルバルマブ併用群は13.0カ月(95%CI 11.5〜14.8カ月)と有意に延長し〔HR 0.73(95%CI 0.59〜0.91)、P=0.0047〕、18カ月OSはそれぞれ24.7%、33.9%であった。グレード3〜4の有害事象の発生率は標準化学療法群、デュルバルマブ併用群ともに62%、有害事象による死亡はそれぞれ6%、5%であった。

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