悪性リンパ腫

論文紹介

縦隔原発B細胞性大細胞型リンパ腫、ペムブロリズマブで高い寛解導入率【JCO】

2019-10-15
Journal of Clinical Oncology

Pembrolizumab in Relapsed or Refractory Primary Mediastinal Large B-cell Lymphoma

JCO 2019年10月14日オンライン版




 再発あるいは治療抵抗性の縦隔原発B細胞性大細胞型リンパ腫(rrPMBCL)の予後は悪く、治療法の開発は喫緊のアンメットニーズとされている。PMBCLは染色体9p24における遺伝子異常およびPD-L1の過剰発現と関係しているため、ペムブロリズマブが有効である可能性がある。
 本研究では、KEYNOTE-013試験およびKEYNOTE-170試験で、ペムブロリズマブを最長2年間あるいは許容できない有害事象発現まで投与された成人のrrPMBCL患者(それぞれ21例、53例)を対象に、同薬の有効性(両試験)と安全性(KEYNOTE-013試験のみ)を検討した。
 その結果、寛解率はKEYNOTE-013試験患者群(以降、013群)で48%〔CR 7例(33%)含む〕、KEYNOTE-170試験患者群(以降、170群)で45%〔CR 7例(13%)含む〕であった。CR導入後に増悪した患者はいなかった(CR後1年以上治療を行わなかった2例含む)。治療関連有害事象発生率は013群24%、170群23%で、治療に関連した死亡はなかった。