前立腺がん

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再発前立腺がんの救済放射線療法、ホルモン療法の上乗せでPFS延長:第Ⅲ相試験GETUG-AFU16の長期追跡結果【Lancet Oncol】

2019-10-17
Lancet Oncology
推薦記事 赤倉功一郎 氏 JCHO 東京新宿メディカルセンター 泌尿器科 副院長・部長

Short-term androgen deprivation therapy combined with radiotherapy as salvage treatment after radical prostatectomy for prostate cancer (GETUG-AFU 16): a 112-month follow-up of a phase 3, randomised trial

Lancet Oncology 2019年10月16日オンライン版

 第Ⅲ相ランダム化比較試験GETUG-AFU16では、前立腺全摘除術後に生化学的再発(PSA再発)を来した前立腺がん患者を対象に、救済放射線治療への短期間ホルモン療法上乗せ効果が検討され、上乗せによる5年PFSの有意な延長が示されている。本検討は同試験の長期追跡結果である。120カ月PFSは照射単独群の49% (95%CI 43〜54%) に対してホルモン療法上乗せ群では64% (95% CI 58〜69%)と、1次解析と同様に有意に延長していることが示された〔HR 0.54(95%CI 0.43〜0.68)、P<0.0001〕。

■推奨コメント
 前立腺全摘除術後のPSA再発に対して、救済放射線照射の有効性は認められている。今回の無作為化比較試験の結果、救済放射線照射に6カ月のホルモン療法を加えることで、救済照射単独よりも、有意に非再発生存率が優れていることが示された。今後は、救済照射+短期ホルモン療法が標準治療となるかもしれないが、適応症例の選択が課題となると考えられる。

(赤倉功一郎)