骨髄腫

論文紹介

新規骨髄腫患者への抗菌薬予防投与で熱性発作と死亡を有意に抑制:第Ⅲ相TEAMM試験【Lancet Oncol】

Levofloxacin prophylaxis in patients with newly diagnosed myeloma (TEAMM): a multicentre, double-blind, placebo-controlled, randomised, phase 3 trial

Lancet Oncology 2019年10月23日オンライン版



 骨髄腫は重度の免疫不全と再発性の重篤な感染症の要因であり、特に罹患早期および寛解期において感染症による死亡の頻度が高い。ランダム化二重盲検プラセボ対照比較試験TEAMMでは、新たに診断された骨髄腫に対する抗菌薬の予防投与の効果について検討。
 対象は新規の骨髄腫患者977例で、レボフロキサシンの予防投与を行う489例とプラセボを投与する488例にランダムに割り付けた。追跡期間中央値は12カ月(IQR 8〜13)であった。
 熱性発作または死亡の発生はプラセボ群の27%に対してレボフロキサシン群では19%と有意に減少した(HR 0.66、95%CI 0.51〜0.86、P=0.0018)。試験開始から16週までの期間に597件の重篤な有害事象が報告され、発現率はレボフロキサシン群52%、プラセボ群48%であった。レボフロキサシン群の可逆的な腱炎(5例)を除き、両群の有害事象は類似していた。

2019-10-25
Lancet Oncology