非小細胞肺がん

論文紹介

未治療進行NSCLCに対するイピニボはPD-L1発現に関わらずOSを延長:CheckMate 227【NEJM】

Nivolumab plus Ipilimumab in Advanced Non–Small-Cell Lung Cancer
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N Engl J Med 2019; 381(21): 2020-2031

 既報において、進行非小細胞肺がん(NSCLC)に対するニボルマブ+イピリムマブの奏効率はPD-L1陽性の症例において優れていた。非盲検の第Ⅲ相試験であるCheckMate 227では、未治療の進行NSCLC患者をニボルマブ+イピリムマブ併用群、ニボルマブ単独群、化学療法群に1:1:1にランダムに割り付けて有効性と安全性を検討した結果、PD-L1発現に関わらずOSを延長した。

■PD-L1陽性例(PD-L1発現1%以上)
・OS中央値(95%CI)
 併用群17.1カ月(15.0〜20.1カ月) vs. 化学療法群14.9カ月 (95%CI 12.7〜16.7カ月)(P=0.007)
・2年全生存率
 併用群40.0% vs. 化学療法群32.8%
・奏効期間中央値
 併用群23.2カ月 vs. 化学療法群6.2カ月

■PD-L1陰性例(PD-L1発現1%未満)のOS中央値(95%CI)
 併用群17.2カ月(12.8〜22.0カ月) vs. 化学療法群12.2カ月(9.2〜14.3カ月)

■全症例のOS中央値(95%CI)
 併用群17.1カ月(15.2〜19.9カ月) vs. 化学療法群13.9カ月(12.2〜15.1カ月)

■全症例の有害事象(グレード3〜4)
 併用群32.8% vs. 化学療法群36.0%

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2019-11-22
NEJM