前立腺がん

免疫療法

論文紹介

ペムブロリズマブ、治療抵抗性mCRPCへの効果はPD-L1発現に左右されない:第Ⅱ相試験KEYNOTE-199【JCO】

2019-11-29
Journal of Clinical Oncology

Pembrolizumab for Treatment-Refractory Metastatic Castration-Resistant Prostate Cancer: Multicohort, Open-Label Phase II KEYNOTE-199 Study

J Clin Oncol 2019年11月27日オンライン版

 既に、PD-L1陽性の転移性去勢抵抗性前立腺がん(mCRPC)に対するペムブロリズマブの有用性が認められている。第Ⅱ相試験KEYNOTE-199では、PD-L1陽性、PD-L1陰性、骨転移を有する(PD-L1発現の有無を問わず)の3群におけるペムブロリズマブの有効性と安全性が検証された。
 対象は、ドセタキセルとともに1レジメン以上の内分泌療法を受けたmCRPC患者258例(PD-L1陽性群133例、PD-L1陰性群66例、骨転移群59例)。主要評価項目は、PD-L1陽性群およびPD-L1陰性群の奏効率。副次評価項目は、病勢コントロール率(DCR)、全生存期間(OS)、安全性であった。
 解析の結果、奏効率はPD-L1陽性群5%(95%CI 2%~11%)、PD-L1陰性群3%(95%CI 1%~11%)、奏効期間中央値はPD-L1陽性群未到達(1.9~21.8カ月)、PD-L1陰性群10.6カ月(4.4~16.8カ月)であった。DCRはPD-L1陽性群10%、PD-L1陰性群9%、骨転移群22%、OS中央値はそれぞれ9.5カ月、7.9カ月、14.1カ月であった。治療関連有害事象は、60%に認められ、グレード3~5の発現率は15%、治療中断率は5%であった。