卵巣がん

ニュース

論文紹介

卵巣がん一次治療のdose-dense TC、海外ではPFSを改善せず:第Ⅲ相試験ICON8【ESMO news】

ICON8 results show no improvement in progression-free survival compared with standard 3-weekly regimen in predominantly European population

Lancet Oncol 2019年11月29日オンライン版

 国内の第Ⅲ相試験JGOG3016において、カルボプラチン(CBDCA)3週に1回投与+パクリタキセル(PTX)週1回投与は 、標準治療(CBDCA+PTXを3週間に1回投与、TC療法)と比べてPFSの有意な延長を示しているが、海外第Ⅲ相試験ICON8では異なる結果が得られている。ICON8試験では上皮性卵巣がん患者1,566例を3群に分けて有効性と安全性を検討した。

A群(3-weekly TC)群:CBDCA AUC 5 or 6+PTX 175mg/m2を3週に1回投与
B群(dose-dense TC)群:CBDCA AUC 5 or 6を3週に1回投与+PTX 80mg/m2を週1回投与
C群(dose-dense TC)群:CBDCA AUC 2を3週に1回投与+PTX 80mg/m2を週1回投与

 PFS(中央値)はA群の17.7カ月(IQR 10.6〜未到達)に対し、B群は20.8カ月(IQR 11.9〜59.0)、C群は21.0カ月(IQR 12.0〜54.0)と有意差を認めなかった(それぞれP=0.35、P=0.51)。 グレード3または4の毒性作用はdose-dense TC群で増加したが、合併症は伴わなかった。発熱性好中球減少症および感覚神経障害の発生率は3群間で類似していた。

2019-12-05
ESMO