肝がん

免疫療法

論文紹介

肝がん二次治療におけるペムブロリズマブ、有意差を認めず:KEYNOTE-240【JCO】

Pembrolizumab As Second-Line Therapy in Patients With Advanced Hepatocellular Carcinoma in KEYNOTE-240: A Randomized, Double-Blind, Phase III Trial

J Clin Oncol 2019年12月2日オンライン版

 本第Ⅲ相KEYNOTE-240試験では、進行性肝細胞がんに対する抗PD-1抗体ペムブロリズマブの有効性と安全性が検証された。
 対象は、ソラフェニブによる治療歴のある進行性肝細胞がん患者413例。ペムブロリズマブ群とプラセボ群にランダムに割り付けた。なお、両群とも最善の対症療法(BSC)が施行された。主要評価項目は全生存期間(OS)および無増悪生存期間(PFS)で、片側検定P値の有意水準は初回の中間解析ではP=0.002、最終解析ではP=0.0174と設定された。追跡期間中央値は、プラセボ群10.6カ月、ペムブロリズマブ群13.8カ月であった。
 最終解析の結果、OS中央値はプラセボ群の10.6カ月(95%CI 8.3~13.5カ月)に対し、ペムブロリズマブ群では13.9カ月(95%CI 11.6~16.0カ月)と延長傾向を示したものの、事前に設定された有意水準のP値を下回らなかった(HR 0.781、95%CI 0.611~0.998、P=0.0238)。
 最終解析時のPFS(中央値)は、プラセボ群の2.8カ月(95%CI 1.6~3.0カ月)に対し、ペムブロリズマブ群では3.0カ月(95%CI 2.8~4.1カ月)であった(HR 0.718、95%CI 0.570~0.904、P=0.0022)。グレード3以上の有害事象は、プラセボ群の62例(46.3%)、ペムブロリズマブ群の147例(52.7%)に発生。治療に関連した有害事象は、それぞれ10例(7.5%)、52例(18.6%)に認められた。なお、C型およびB型肝炎の再燃は同定されなかった。

2019-12-05
Journal of Clinical Oncology