腎細胞がん

論文紹介

腎がん三次/四次治療のtivozanib、ソラフェニブと比べてPFSを延長:第Ⅲ相試験TIVO-3【Lancet Oncol】

Tivozanib versus sorafenib in patients with advanced renal cell carcinoma (TIVO-3): a phase 3, multicentre, randomised, controlled, open-label study

Lancet Oncol 2019年12月3日オンライン版

 腎がんの治療はVEGF受容体阻害薬による転換期を迎えており、過去の報告では免疫チェックポイント阻害薬による既治療例におけるVEGFR-TKI投与の有効性が示されている。本検討は転移性腎がんの三次もしくは四次治療におけるVEGF受容体阻害薬tivozanibの有効性と安全性をソラフェニブとの比較により検証した。
 350例がtivozanib群175例またはソラフェニブ群175例にランダムに割り付けられ、PFS中央値はソラフェニブ群の3.9カ月(95%CI 3.71〜5.55カ月)に対してtivozanib群は5.6カ月(95%CI 5.29〜7.33カ月)と有意に延長した〔HR 0.73(95%CI 0.56〜0.94)、P=0.016 〕。主なグレード3〜4の有害事象は高血圧(tivozanib群20%、ソラフェニブ群14%)で、重篤な有害事象はそれぞれ11%、10%に発生し、死亡は認められなかった。

2019-12-09
Lancet Oncology