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論文紹介

NTRK遺伝子融合陽性の固形がん、エヌトレクチニブが奏効【Lancet Oncol】

Entrectinib in patients with advanced or metastatic NTRK fusion-positive solid tumours: integrated analysis of three phase 1–2 trials

Lancet Oncol 2019年12月11日オンライン版

 エヌトレクチニブはALKROS1NTRKに対する活性を有するROS1/TRK阻害薬であり、NTRK1、NTRK2、NTRK3遺伝子融合を有する転移性または局所進行性固形がんにおける3つの第Ⅰ/Ⅱ相臨床試験(ALKA-372-001、STARTRK-1、STARTRK-2)の統合解析が行われた。  NTRK遺伝子融合陽性の10種の固形がん患者54例における奏効率は57%(CR7%、PR50%)で、奏効期間の中央値は10.4カ月(95%CI 7.1~評価不能)であった。主なグレード3/4の有害事象は貧血が12%(8/68例)、体重増加が10%(7例)、重篤な有害事象は神経系障害が4%(3例)で、死亡例は認められなかった。  これらの結果を受けて2018年12月19日にNTRK融合遺伝子陽性の固形がんに対する承認申請が行われ、2019年6月18日に世界に先駆けて日本で承認された(関連記事:「がん希少変異を標的とした治療開発が躍進」「肺癌診療ガイドライン2019年版、薬物療法の改訂ポイント」)。

2019-12-27
Lancet Oncology